カテキンサプリは安全?副作用はないの?薬剤師に聞いてみた

ヘルシア緑茶は肝臓障害リスクがあるのか否か

緑茶を飲んでる人は寿命が長い」と言うことは昔から言われていますが、本当にそうなのでしょうか?

NHKの人気番組ためしてガッテンで、お茶の生産地・静岡県島田市の市民が際立って長生きで、健康寿命が長かったという調査結果が紹介されていました。

島田の方は、お茶の1日の摂取量が他の地域より多かったのですね。そう考えるとお茶の有効成分カテキンのサプリなら安全安心と思う方が多いでしょう。しかし問題があります。副作用です。

高濃度カテキンで肝臓障害

カテキンには副作用がある

え!緑茶(カテキン)に副作用なんてあるの?と言う方も多いと思いますが、あるんです。

濃縮されたカテキンを含む花王のヘルシア緑茶は海外で販売禁止になりました。特定保健用食品に認定されているので安全と言いますが、後で問題が発覚する可能性もあり、非常に気がかりですよね。

そこで、お茶の研究を長年続けている薬剤師さんに副作用、効果、サプリの製造工程などを聞いて来ました!

薬剤師さんに詳しく説明をして頂いて驚く事や納得した事が沢山ありました。

カテキンの真実

カテキンの真実①:一番茶にはカテキンがあまり含まれてない

一つ目は、植物としての茶葉にカテキンがあるか?そのカテキンは機能性があるのか?と言う事です。

私はカテキンはカテキンだろうと思ってましたが、間違いでした。まず、最も茶葉本来の状態に近い「一番茶」にはほとんどカテキンがないそうです。一番茶は若いお茶の芽を使っていて、カテキンは無く、テアニンという物質が含まれています。(テアニンは光合成によりカテキンに変わる)

要するに、若い茶葉にカテキンは入っておらず、カテキンが多く効果が期待できるのは、秋冬に収獲する茶葉が最適。ダイエットや中性脂肪、悪玉コレステロールなどを撃退するには熟成茶葉が最大の効力を発揮します。つまり煎茶ですね。

カテキンの真実②:熱変性したカテキンには副作用がある

熟成茶葉を使用した全ての緑茶にカテキンが含まれているかというと、そうではありません。お茶を作るときに製造工程温度が高いとカテキンが熱変性してしまい、健康機能がないカテキンになります。この話には驚きました。大量生産品は高温処理のため、例えばペットボトルのお茶の多くは健康機能が期待できないのです。

そして、熱変性してしまったカテキンは働かないばかりか、あなたの身体に悪影響を与えます。

最初に書いた海外でのヘルシアの販売禁止の理由。それは変質したカテキンがもたらす害にあるのです。

濃縮型カテキンの恐怖

薬剤師さんによると、高い温度で茶葉を加工することにより熱異性体のカテキンができます。それを抽出して濃縮型カテキンを作ります。するとどうなるか?カテキンの化学構造式が変わってしまうのです。

この濃縮型カテキンが肝機能に重大な健康被害を引き起こします。 実際、カナダでは販売禁止、アメリカでは販売しているものの、に濃縮されたカテキンについての注意喚起が製品に書かれています。

カテキンの副作用まとめ

以上が薬剤師さんの裏話でした。今回ご紹介した以外にも情報を頂きましたので、いつか続きを書こうと思います。カテキンに感心のある方、拡散宜しくお願いします。

安全で健康に良い天然カテキンを多く含んだ製品

最後に薬剤師さんから伺ったのは、この問題を解決した緑茶製品があると言うことです。

それは静岡産のオーガニック茶葉を100%使用したお茶で、製造過程も成分分析も一般に開示されている「カテキンプラス」と言う緑茶タブレットです。

海外ですでに高い評価を得ていて医学部、医療機関との共同研究により生まれた製品です。