緑茶に含まれるカテキンとワインなどに含まれるポリフェノールはどう違うのか?当ラボに来た質問にお答えします。
ポリフェノールとカテキンは同じ意味
「ポリフェノール」は、実は抗酸化物質の一つの総称です。ポリフェノール(抗酸化物質)というカテゴリーの中に、緑茶カテキンやフラバノール、アントシアニンなどが含まれます。ポリフェノール大学というキャンパスにカテキン学部やフラバノール学部があるようなイメージですね。ネスレアミューズさんがまとめた分かりやすい画像があるので、以下に引用させていただきます。
カテキンはポリフェノールの一種で優れた健康効果がある
前述したように、カテキンはポリフェノールの一種ですので抗酸化作用があります。抗酸化作用とは、万病のもとである活性酸素の発生を抑える作用のことです。
通常、人間は酸素を吸ってエネルギーに変えていますが、この酸素の2%が活性酸素になります。活性酸素が増えると細胞を傷つけ、「体をサビさせてしまう」のです。これがシワが増えたり、老化を早めたり、メタボや生活習慣病を引き起こす原因です。
緑茶が特産品である静岡県住民の平均寿命が長いのは、緑茶(カテキン)を多く飲むためだ、という説がありますが、それも納得できますね。緑茶のカテキンを日常的に摂取することで、細胞の劣化を防ぐことができるのです。
歳を重ねるほど抗酸化力と免疫力は下がっていく
人間の体は、歳を重ねるごとに抗酸化力が下がっていきます。つまり体が酸素で錆びやすく、病気になりやすくなるということですね。何も対策をしないと、どんどん病気になるリスクが上がっていくのです。免疫力もしかり。
カテキンで抗酸化力と免疫力を上げる
運動をすることで免疫力や体力を上げたり代謝を促して老廃物を体外に出し、老化スピードを遅くすることはできますので、運動は必須です。とはいえ時間がなかったり、辛くて継続できなかったりしますよね?そんな時、緑茶を飲む習慣をつけると運動不足でも抗酸化力を補うことができます、緑茶を飲むだけなので、簡単に継続することができますし、家族全員の抗酸化力も上がって一石二鳥です。家族全員の免疫力が上がれば、家庭内で風邪やインフルエンザが流行るという惨事も回避できますので、緑茶を常用する習慣をつけてみてはどうでしょう?
【当たり前の事をそれっぽくツイートしてみる】
日本茶には、ビタミンCの最大100倍以上の抗酸化作用のある有効成分である
・EC
・ECG
・EGC
・EGCG
が豊富に含まれていて、老化防止及び放射線での遺伝子損傷を防ぐ効果があることが静岡県立大学などの研究で証明されています。 pic.twitter.com/nwb8jqCgXZ— みこどん四十@国産紅茶専門家のオッサン (@mikodondon) 2018年7月14日
全ての緑茶にカテキンが入っているわけではない
カテキン(ポリフェノール)で健康対策をするメリットがお分かりいただけたと思いますが、実は緑茶なら何でもカテキンを摂取できるわけではありません。カテキンは繊細なポリフェノールなので、高温処理された市販のお茶はカテキンが異性化し、抗酸化作用が非常に弱いものがたくさんあるのです。ましてや農薬が使われた緑茶などは、ずっと飲んでいると健康を損ねる場合もあります。
おすすめはオーガニックの静岡茶
そこでおすすめなのが、有機栽培された静岡茶です。以下に紹介する煎茶は、昔ながらの手もみ製法で低温熟成させた本物の煎茶です。異性化してない天然のカテキン(エピガロカテキンガレート)を通常の倍以上含んでいます。非常に手間がかかる製法のため、大手のメーカーでは実現が難しい商品です。
ちなみにこの製茶技術は世界特許を取得しており、世界も注目している新世代の”静岡茶”です。ぜひ一度試してみてはいかがでしょう?