お茶は健康に良いと言われる中、期待できる健康効果はさまざまなものがあります。
その1つは、コレステロールの値を下げるという機能です。
なぜお茶にはそのような働きがあるのでしょうか?
今回はお茶とコレステロールの知られざる関係についてご紹介します。
カテキンがコレステロール濃度を下げる仕組み
カテキンはコレストロールが身体に吸収されてしまうのを抑制する働きがあります。それだけでなく脂肪の吸収も抑えてくれるのです。お茶業界最大手の伊藤園ホームページから一部引用します。
食事で摂った脂肪は小腸から吸収されますが、通常は吸収される際に消化酵素(リパーゼ)によって分解されます。ガレート型カテキンは、この消化酵素(リパーゼ)の働きをブロックすることで脂肪吸収を抑えます。
一方、食事で摂ったコレステロールは通常、胆のうから分泌される胆汁の働きによって作られる微粒子(ミセル)に取り込まれ、小腸から吸収されます。これに対して「ガレート型カテキン」は、微粒子(ミセル)の中でリン脂質(ホスファチジルコリン)と結合し、コレステロールをミセルから追い出し、体内への吸収を抑えます。
そもそもコレステロールというのは、脂質の一種です。細胞の膜をつくったり、生体機能を整えるホルモンを出すために、私たちの体になくてはならないものです。しかしその一方で、血液中のコレステロールに増えすぎてしまうと、最悪の場合、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞など、命に関わる大きな病気につながりますので、カテキンできちんと対策しましょう!
血中コレステロール値の高い人が緑茶を飲むメリット
コレステロールが高い患者が緑茶を飲むと、2ヶ月後にコレステロール値が低下し、標準値に近づいたという研究結果が出ています。
これはカテキンを毎日多めに摂取した場合の結果となっていますが、食事の際に緑茶を飲むようにするだけでもコレステロールの吸収を抑えてくれます。つまり、毎日の食習慣の中に緑茶を取り入れるだけで、コレステロール値の改善が期待できるのです。お茶にはリラックス効果もあるため、カンタンに習慣化できると思います。
また、この実験では単にコレステロール値が正常値に近づく、という結果が出ただけでなく、
悪玉コレステロールのみを低下させてくれるということもわかりました。
私たちの体にとって良いとされている善玉コレステロールについてはそのままにしておいてくれるのです。
こうしてみると、緑茶は現代の私たちが必要としている飲み物とも言えるでしょう。
カテキンをたっぷり摂取するには?
さて、緑茶に含まれるカテキンがコレステロール値の低下に有効というところまでは、ご理解いただけたと思いますが、
ただ適当な緑茶を多めに飲むようにするだけで、本当にカテキンがたっぷり摂取できているの?という疑問が出てきますよね…。
ということで、天然カテキンラボおすすめの、カテキンを特に多く摂取するためのベストな方法をご紹介します!
1 食事の際の飲み物を緑茶にする
こちらは先ほど紹介したように一番手軽に実践できる方法です。
食事中にコレステロールは吸収されていくため、その際に緑茶を用意しておいて飲みながら食事をすると効率が良いと言えます。
2 カテキンサプリを利用する
最近ではカテキンを摂取できるサプリも登場しています。
こうしたタブレット状のサプリなら、記載されている量を守って毎日飲むだけで、いつでもどこでもカテキンを摂取できるので習慣化しやすくておすすめ。化学的な医薬品とは違い、100%オーガニックの緑茶葉を使った商品なのでおすすめです。
せっかく健康な身体を目指しているのに、科学的な成分を取りすぎて副作用が出るのも怖いですよね…。
できれば、こういった天然由来のものを取り入れるといいと思います。
また、カテキンには殺菌・消臭効果もあるので、口の匂いのケアにも一役買います。
口のなかの匂いって自分では気づかないものなので、、食後のカテキンサプリで対策しましょう!
まとめ
「コレステロール値が気になる」、「健康診断で注意された」という人も増えている今、
こうして緑茶に含まれるカテキンの健康機能が注目されています。
天然カテキンラボのスタッフも毎日緑茶を飲んでいますが、効果を実感しています。
みなさんも良いカテキンライフをお過ごしください。