緑茶は優れた殺菌作用があり、さまざまな病気から私たちの体を守ってくれます。なぜ緑茶に殺菌作用があるのかというと、緑茶に含まれる「カテキン」のおかげです。詳しくご紹介します。
緑茶の殺菌作用は驚異的
緑茶に殺菌作用があるのは茶葉に含まれるカテキンがウィルスや菌の活動を抑制するためです。夏場は食中毒や雑菌によって私たちの体に感染症などのトラブルを引き起こします。その菌の中には毒素を出すものがあり、体内の細胞までダメージを受けるのです。これを予防するのが緑茶カテキンです。食中毒の菌(腸炎ビブリオ菌やO157)の活動を抑制します。カテキンは悪影響を及ぼすさまざまな菌に対して効果を発揮してくれるため、食中毒全般の予防ができるのです。
緑茶カテキンには殺菌力があり、食後の緑茶は食中毒予防としてもオススメ。
— 若山博 (@wakahiroyama) 2018年7月22日
緑茶にカテキンはさらに、虫歯菌と呼ばれるミュータンス菌の増殖を抑える働きもあり、虫歯予防も期待できます。そう、歯科医が緑茶うがいを推奨するのは緑茶に殺菌作用があるためです。
その他にも赤痢菌やコレラ菌、ピロリ菌、ブドウ球菌やボツリヌス菌などの増殖を抑える働きもあるのです。
お寿司屋さんに行くと「上がり」という濃い目の緑茶が出てきますが、あれは江戸時代、生魚に菌が繁殖しやすかったため、その殺菌目的も兼ねた〆の飲み物だったのです。緑茶の殺菌作用は昔から評価されていたんですね。
お茶の抗菌作用は病気予防にも効果がある?
緑茶は殺菌作用だけでなく、抗酸化作用もあるため、以下の嬉しい働きもあります。
コレステロールを下げる働き
カテキンにはコレステロール値を下げる働きがあります。中でも悪玉コレステロールは体にとって良くないものであり、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞などを招きます。この悪玉コレステロールを撃退する力があるため、カテキンを摂取していると病気予防ができると言われているのです。
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— 世界を動かす脳科学最新研究 (@brainkagaku1) 2018年7月16日
虫歯菌を撃退しプラークを撃破
カテキンは虫歯菌も撃退してくれます。食事中や普段の水分補給にお茶を飲んでいると、虫歯菌の発生を抑え、虫歯の原因ともなるプラークの形成を防いでくれます。
風邪やインフルエンザ予防
カテキンには優れた殺菌作用があることから、インフルエンザや風邪などの感染症の予防にも有効です。また、抗酸化作用によって免疫力も上がります。特に冬場はカテキンを豊富に含んだホットの緑茶でインフルエンザウイルスを撃退しましょう。
その他にも中性脂肪が蓄積されることでかかるリスクが高まる糖尿病や高血圧なども、お茶のカテキンが予防してくれます。中性脂肪を減らしてきれいなサラサラ血液に変えてくれるからです。ドロドロの血液はさまざまな生活習慣病を招くので、カテキンでサラサラ血液に変えていきましょう。
日頃から日本茶や緑茶を飲もう
お茶のカテキンに殺菌作用と健康効果があるということがわかりました。
カテキンは高熱に弱いため熱湯ではなく、60〜70度くらいのお湯で煎れると、より効果的です。また、短いスパンで大量に飲むよりも、長い期間こつこつと飲む方が体質改善には有効なようです。
おすすめのお茶について
従来品は中国の農薬を使用した茶葉が使われていることが多いため、長期的に飲んでいるとかえって体質を損ねる可能性があり、オススメできません。
おすすめなのは、お茶処の静岡県産のオーガニック100%の緑茶です。